●「もし我々が何かを失ったとき後に残るものはいったい」について(演劇つれづれ考)

前回の演劇つれづれ考にでてきた
「もし我々が何かを失ったとき後に残るものはいったい」について
作品がとてもすきなので、もうちょっと紹介します。


倉庫のような場所を劇場として使っているようでした。
黒板のようにチョークで絵を描くことのできる床を、
ぐるっと取り囲むように200ほどの客席が作られていました。

セリフはA3(くらい)のパンフレットの片面に全部入ってしまうくらいの量。
モノローグでの表現もありますが、
普通の芝居に比べて、セリフのない動きでの表現が多かったです。

といっても抽象的な身体表現ではなく、
水鉄砲で居場所を当てる遊びをしたり、
寝ている男の輪郭をチョークで床に描いてみたり、という
何気ない恋人同士のたわむれなのですが、

男に居場所を教えるヒントのための、女の水鉄砲の水が無くなって、
男は女の居場所がわからなくなってしまったり、

床に絵を描くことに夢中になって、ふと振り返ると
そこに寝ていたはずの男がいなくて、
輪郭だけが残っていたり、

というふうに具体的(?)なので、
あ~わかるわかる!といった感じで共感しました。



自分の文章だけではうまく伝えられているか心もとないので、
他の方がこの舞台について書かれた文章も紹介します。

Tokyo Small Notes
NUDOぶろぐ よこた さん


ちなみに小川範子オンラインショップから
ビデオを購入できるようです。

ビデオの発行元は紀伊国屋書店ですが、
紀伊国屋書店のBookWeb取扱い店舗には在庫がなく、
取り寄せになるようです。

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この記事へのコメント

霧山修一郎
2007年03月14日 13:34
この作品は1998年に公演されたものですよね。
当時zicenturyの看板俳優だった長田哲也さんと小川範子さんの二人芝居ということで注目していました。長い間、彼やzicenの舞台を観てきたのですが、この作品以降活動されている話を聞きません。芝居を続けているのかどうか、ご存知の方がいればお知らせください。

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