ひろしば(広島演劇ひろば)

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zoom RSS ●演技について(演劇つれづれ考)

<<   作成日時 : 2007/01/30 00:35   >>

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先日、知り合いの知り合いの方から、

・演劇同好会を作りたい
・演劇に詳しい人がいなくて練習方法が分からない
・やる気はあるのでアドバイスをしてほしい

といった内容のメールをいただきました。

わりと長く演劇に関わっているので、
自分なりの考えをまとめて、メールで送りました。

おもに演技に関することを書いたのですが、
いままでいろんな経験をしてきて
きちんと言葉にまとめたことがなかったので
とてもいい機会になりました。

とてもよろこんでもらえたので、
演劇に関わるほかの人たちの参考(たたき台?)になるかと思い、
ブログの記事にすることにしました。
(了解もいただきました)



広島市でいろいろと演劇に関わっています。
指導者ではないのでたいしたことは言えないかもしれませんが、
わりと長く演劇に関わっているので、
僕が思うところを書いてみますね。

そちらの状況(現状やどうなりたいのか)が分からないので
漠然としたアドバイスになるかとは思いますがご了承ください。


極端に言えば、やる気があれば充分です(笑)
表現に正解はありません。
やりたいようにやってみる。

やってみたことを
自分でどう感じたかを振り返ったり、
ビデオで撮って見てみたり、
客観的に見た人に言葉で伝えてもらうなどして、
確かめる。
思うようになるまで試行錯誤する。

分からないことがあれば調べてみる。
図書館や本屋さん、インターネットなどで。


さてさて、
僕は演劇って技術よりも気持ちだと思っています。
「演技がうまい」と言われるよりは、
「感動した・惹き込まれた」と僕は言われたいです。
ただ、日常生活と同じ表現をしても、
伝わるのはせいぜい数人の身近な人たちだけでしょう。
舞台から客席にいる大勢の人に気持ちを伝える技術というのは
ある程度必要だと思います。

たとえば、声を届けるための『発声法』(『音声学』『呼吸法』)
言葉を聞き取りやすくする『活舌(かつぜつ)』(『早口言葉』『外郎売(ういろううり)』)、
身体を使って表現するのであれば、
持久力や筋力、柔軟性も必要になってくるでしょう。
(『腹筋・背筋・ストレッチ』『ストップモーション』)

演技で陥りがちなのは、大げさにすれば伝わると勘違いすること。
大げさにして伝わるのは、たとえば悲しいという感情ではなく
「私は悲しいんだと伝えようとしている」ということが伝わるだけ。
普段の日常を思い出してみてください。
大きな声を上げて泣いていなくても、
あ、いまこの人悲しいんだろうなって分かりますよね?

「セリフ」の表面の意味にとらわれすぎないこと。
台本には基本的に「こういう言葉をしゃべった」ということしか書いてありません。
どんな気持ちで、どんなテンポで、どんな音の高さで、どんな間で、どんな動きで…
といったことは書いてありません。
なので、セリフのやりとりは台本通りなのに、
まったく違う意味のシーンにすることもできるはずです。
ためしにやってみてください。

それから、人はふだんしゃべってる途中でもどんどん気持ちが変わっていきます。
なので一つのセリフの中でもどんどん、気持ち・テンポ・音の高さ・間を
変えていくといいと思います。

セリフをしゃべることだけが表現ではありません。
セリフを聴いている人の感情の動きも必ずあるはずです。
周りの人がきちんと反応することで、その「場」が生きてきます。
(『エチュード』『インプロ』)

セリフの暗記についてですが、
自分の役の言葉だけではなく、
相手役の大体こんなことを言うというのも覚えておくといいと思います。
自分の出ているシーンの流れや、台本全体の流れがつかめてくるでしょう。

覚えるときには、一つの決まりきった言い方で覚えるのではなく、
いろんな言い方ができるようになっておくといいでしょう。
相手役の言い方や『演出』の指示によって、
柔軟に言い方を変える必要があるからです。

覚えられたかどうかを自分で確認をする方法として、
セリフを2倍速(あるいは4倍)で言うということをしてみてください。
自分の舌の回る最大の速さですらすらとセリフが出てくるかどうか確かめるのです。
実際に演技をするときには、セリフを言う以外にも
身体を動かしたり、周りを見たり、考えたり感じたり、
やることはいっぱいあります。
なので、家ではセリフがでてくるのに、
いざ稽古場で実際に動くとセリフが出てこないということがあります。
そうならないように、すらすら言えるようになっておくといいでしょう。


『演技』について書いてきましたが、
『音響』『照明』『衣裳』『メイク』『小道具』『舞台装置』『舞台監督』など、
舞台を作る上で必要な仕事があります。

それから、作り上げた「舞台」をお客さんに見てもらう「公演」にするための
『制作』という仕事もあります。
主には、宣伝したりチケットを管理したり稽古場を確保したりといったことですね。


ざっと思いつくままに書いてみましたが、参考になりましたでしょうか。
『』のついている言葉は参考になると思うので調べてみてくださいね。


どうでしょうか。
ちょっと付け加えたりもしました。

受け売りもありますし、なかにはまだ実践してない考えもあります。
でもそういえば、こういうことって自分の体験や知識としてはあるけれど、
ほかの人のやり方や考えを聞いたりすることってあまりないなぁと思いました。
これを機会に自分はこう思う!とかあれば、ぜひ聞いてみたいです。
ぜひコメントやトラックバックお願いします。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
非常に参考になると思います。
僕も参考になりました(笑)
映画の制作と比較すると、また興味深い違いが
いくつかあって面白いですね〜(^^)
演劇と映画の共通点や相違点が見えて来ます。
k.yoshimatsu
URL
2007/01/30 09:01
”うまい演技”より...心に残る”舞台。
””役”だったり、”役者さん自身”、だったり、
そうお客さんに感じてもらうために、必要なのが技術だったりするんでしょうね。
その技術に”気持ち”がのっかって、人の心を打つのでしょうね。
あつこ
URL
2007/01/30 13:39
>k.yoshimatsuさん
ありがとうございます!
映画と演劇の共通点や相違点、もしよければ具体的に聞かせてください〜。気になります!
映画に出演したことのある舞台役者さんに聞くと、
映画では、撮影もシーンシーンでこま切れなので、セリフを覚える時間も短く、瞬間瞬間で役に入り込まないといけないので難しいと言ってました。
演劇だと開演したら最初から最後までノンストップですし、稽古期間も数ヶ月あるので、役者としては役に入りやすいのかなぁと思います。
トム(snail-house)
2007/01/31 00:25
>あつこさん
そうですね〜。
理想を言えば、”役”よりも”脚本・音響・照明なども含めて舞台全体”が印象的であるといいですよね。
役者としては、その舞台という世界に違和感なく存在できるといいなと僕は思います。
舞台の技術面でもそうですよね〜。フライングにしても、役者さんが飛ぶこと自体すごいですが、お話の中に溶け込んでこそですよね〜。
トム(snail-house)
2007/01/31 00:43

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